会員の予約で埋まって、体験レッスンを受け付けられない
こんなお悩みはありませんか 人気のグループクラスで予約受付を開始した直後、既存会員の予約であっという間に定員が埋まり、後から問い合わせてきた体験希望者に「今月はもう満席です」と断らざるを得ないことはないでしょうか。特に月謝制のクラスは毎月決まった顔ぶれの会員が早いタイミングで予約を確定させるため、体験希望者が入り込む隙自体がほとんど残っていません。 体験の電話を受けたスタッフが空き状況を確認すると、すでに会員の予約でいっぱいで、「他の曜日はいかがですか」「来月なら空きがあります」と何度も日程調整のやり取りをすることになり、その間に他のスクールへ流れてしまうこともあります。せっかく問い合わせをくれた見込み客に、案内できる日程がないまま電話を切ることになり、担当者としても心苦しい対応です。折り返しの連絡が翌日以降になれば、その間に比較検討していた別のスクールで体験の予約を先に済ませてしまうことも珍しくありません。 本来なら体験からの入会を増やしたいのに、体験用の枠を用意していないために、せっかくの問い合わせを取りこぼしている実感があるスクールも少なくありません。会員の満足度を優先するあまり、新規獲得の入り口が細くなってしまう状態です。特にキャンペーンやチラシで体験申し込みを募る時期ほど、この取りこぼしが機会損失として重くのしかかります。 なぜ起きるのか 1つ目の原因は、予約受付が会員・体験の区別なく先着順で処理される仕組みにあります。会員は普段から予約操作に慣れているため反応が早く、結果的に体験希望者が入り込む隙がないまま枠が埋まってしまいます。人気講師や人気の時間帯ほどこの傾向が強く、体験希望者にとっては「良い枠ほど取れない」という状態になります。 2つ目は、紙の予約表やExcelで管理している場合の限界です。体験用の枠を別途確保しようと考えても、担当者が都度手作業で埋まり具合を確認しながら調整することになり、クラス数が多くなるほど管理しきれなくなります。うっかり体験用の枠まで会員の予約で埋めてしまうミスも起きがちですし、担当者が不在の日に別のスタッフが対応すると、体験枠を確保するルール自体が引き継がれていないこともあります。 3つ目は、汎用の予約システムの発想の限界です。会員予約と体験予約を分けて制限するという考え方自体を想定していないシステムでは、体験のための枠を確保する設定項目が存在せず、結局は担当者の目視と手作業に頼ることになります。定員という一つの数字しか扱えないシステムでは、会員向けと体験向けで枠を分けるという運用そのものが実現できません。 3つの原因に共通しているのは、「会員」と「体験」という異なる目的の予約を、同じひとつの定員の中でどちらが早いか競わせてしまっている点です。誰かの怠慢ではなく、仕組みの側にその区別がないために起きている問題だといえます。 [...]