こんなお悩みはありませんか

教室にピアノは1台。ところが予約は講師ごとに受け付けているので、火曜の18時にピアノレッスンが2件同時に入ってしまいました。1台しかない以上、どちらか一方は実施できません。当日になってから片方の生徒に時間の変更をお願いすることになり、信用を落とします。

同じ問題は、DTMブースやレコーディングブースのように、講師の人数より台数が少ない設備を使う教室でよく起きます。講師は複数在籍していても、機材が1つしかなければ同時に使えるレッスンも1つだけです。講師のシフトだけを見て予約を組んでいると、この機材の制約が見落とされます。

複数の校舎を運営している場合は、さらに把握が難しくなります。A校舎にはピアノが2台、B校舎には1台しかない、というように校舎ごとに設備数が違うと、スタッフが校舎をまたいで確認しなければならず、確認漏れが起きやすくなります。新人スタッフが校舎ごとの設備の違いを把握しきれていないケースも珍しくありません。

なぜ起きるのか

原因は主に3つに分けられます。

1つ目は、予約を「講師の空き」だけで管理していることです。実際にレッスンが成立する条件は、講師が空いていることに加えて、必要な機材が空いていること。この2つ目の条件がシステムに入っていないと、講師が空いていれば予約が通ってしまいます。

2つ目は、機材の共有関係が見えにくいことです。ピアノを使うレッスンが「ピアノレッスン」という名前だけとは限らず、ボーカルレッスンや合奏レッスンでも同じピアノを使うことがあります。レッスン名からは機材の共有関係が読み取れないため、スタッフの経験と記憶に頼った確認になりがちです。

3つ目は、校舎ごとの設備数の違いが一元管理されていないことです。校舎ごとに別々の台帳やスプレッドシートで備品を管理していると、全体を横断して確認する手間がかかり、忙しい時間帯には省略されやすくなります。

これらが重なることで、講師の予定は正しく管理されていても、機材という別の制約が抜け落ちたまま予約が確定してしまいます。講師のシフト管理をどれだけ丁寧にしても、機材という別軸の制約が仕組みに組み込まれていないかぎり、同じ食い違いは繰り返されます。

フリーレッスンならこうなります

教室が持っている備品を登録し、どのレッスンでどの備品を使うかを割り当てられます。ピアノを1台保有していて、ピアノレッスンとボーカルレッスンの両方で使う設定にすれば、ピアノレッスンの予約が入った時間には、ピアノを使う他のレッスンの予約は受け付けられなくなります。レッスン名が違っても、使う機材が同じであれば正しく重複を防げます。

備品を使う単位も選べます。音楽教室のピアノや学習塾のプロジェクターのように複数人で1台を使う場合は「予約枠1枠で1つ使用」、料理教室の調理器具のように1人が1つ使う場合は「予約一人で1つ使用」を指定します。教室の実際の使われ方に合わせて設定できます。

保有数は備品ごとに登録でき、複数の校舎をまたいで確認しながら設定できます。A校舎はピアノ2台、B校舎は1台、というように校舎ごとに異なる数を登録できるため、スタッフが校舎の違いを覚えていなくても、システム側が正しく判定します。

対応可能な講師の設定とあわせて使うと、さらに確実になります。講師ごとに担当できるレッスンをあらかじめ決めておけば、機材の制約と担当できるレッスンの制約の両方が同時に満たされたときだけ、予約が成立する仕組みになります。

生徒がマイページで予約する場合も、この判定は同じように働きます。生徒からは「空いているように見えるが実は機材が埋まっている」枠が最初から表示されないため、生徒が予約してから断られる、という気まずい場面自体がなくなります。スタッフが電話で受ける予約についても、管理画面上で同じ制約が働くため、確認の負担は変わりません。

導入後の1日

これまで フリーレッスン導入後
予約を受けるとき 講師の空きだけを見て受け付ける 機材が空いているかも自動で判定される
機材が重なったとき 当日に発覚し、生徒に変更をお願いする そもそも予約が入らない
生徒がマイページで見る枠 予約できるように見えて実は不可 実際に受けられる枠だけが表示される
複数校舎の設備の違い スタッフが記憶と経験で確認する 校舎ごとの保有数がシステムに登録され、自動判定される

よくある質問

Q. 備品の登録は誰が行いますか。複雑な作業になりませんか。
A. 管理画面の設定メニューから、備品の名称と保有数を登録するだけです。一度登録してしまえば、日々の予約受付では意識する必要がありません。

Q. ピアノとキーボードのように、代替できる機材がある場合はどう扱えばよいですか。
A. ピアノとキーボードのどちらでも受けられるようにしたいときは、レッスンを「ピアノ利用」と「キーボード利用」に分けて登録し、それぞれに対応する備品を割り当てます。こうしておくと、機材ごとの空き状況に合わせて、それぞれのレッスンの予約枠が正しく判定されます。

Q. 備品を使わないレッスン(座学など)にも設定が必要ですか。
A. 備品を使わないレッスンには、備品の割り当て自体を行わなければ、この制限の影響を受けません。必要なレッスンにだけ設定すれば十分です。

Q. 講師が急に休んで、別の講師が同じピアノを使う枠に代講する場合はどうなりますか。
A. 予約枠の講師を変更する機能を使えば、担当講師を差し替えられます。備品の割り当てはレッスン単位で行われているため、講師が変わっても機材の重複防止はそのまま機能します。

Q. 備品の保有数を増やした場合、過去の予約にはどう影響しますか。
A. 保有数を変更すると、変更したあとに受け付ける予約から新しい保有数で判定されます。すでに確定している過去の予約に遡って影響することはありません。

Q. 備品の在庫が急に使えなくなった(故障など)場合、その日だけ制限をかけることはできますか。
A. 故障などでその日だけ備品を使えないときは、次の方法で対応します。レッスンの予約枠を手動で1つずつ設定している場合は、その日のレッスン設定自体を作らないことで対応できます。クラス機能などで予約枠が自動生成されている場合は、故障している備品を使うレッスンの枠に管理画面からダミーの予約を入れておくことで、実際の予約が入らないようにブロックする運用になります。

Q. 備品の種類が多く、登録が大変そうです。少しずつ登録していくことはできますか。
A. はい。すべての備品を一度に登録する必要はなく、重複が起きやすい機材から優先的に登録していく進め方ができます。

あわせて使いたい機能

  • 対応可能な講師設定 … 講師ごとに担当できるレッスンを決められるので、担当外のレッスンが入りません
  • 同タイムテーブルの予約数上限 … 同じ時間帯に受け付ける予約の数そのものにも上限を設けられます
  • 予約枠のレッスンや講師の変更 … 急な代講が必要になったときも、予約枠の担当をあとから変更できます
  • 校舎個別運用 … 複数校舎の設備状況を1つの管理画面で扱えます

関連ヘルプ

まとめ

レッスンが成立する条件は講師だけではありません。機材の台数を予約の条件に組み込めば、当日の調整も、校舎ごとの記憶頼みの確認もなくなります。講師の設定とあわせて使うことで、担当と機材の両方の制約を自動で満たした予約だけが成立するようになり、生徒に断りを入れる場面そのものがなくなります。


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